新型 iPhone 発表 - WWDC 2010

WWDC 2010

WWDC 2010 の初日、スティーブ・ジョブズ CEO の基調講演で、待望の新型 iPhone、その名は大方の事前の予想を大きく外した "iPhone 4" が発表された。

名称こそ予想は外れたものの、外観は流出していたモックアップ画像にそっくり (ほぼ同一?) のモノだった。スペックの詳細は基調講演終了直後にアップデートされた Apple の iPhone 公式ページを参照、とのことにしておいて、iPhone 4 と iOS 4.0 (旧称 iPhone OS 4.0) 気になった点をいくつか記しておきたいと思う。

画面解像度の大幅な向上

今まで他のスマートフォンに引けとっていた唯一の部分、画面解像度が大幅に上がった。基調講演での発表によれば、人間が目で認識できる解像度の限界に挑んだらしい。画面サイズこそ 3.5 インチではあるが、その解像度は iPad に迫るものだ。しかし一部方面で言われている、解像度の向上が iPhone アプリを iPad 上で動作させた時に自然に振舞うようになる、というところは若干疑問が残る。iPad を使っていると感じるが、iPhone と iPad は同じ iOS を搭載しているとはいえ、デバイスとしては全くの別物だと感じている。画面サイズだけでここまで違うのかということにだ。iPad アプリはランドスケープモードで使った場合、多くは2ペイン、場合によっては3ペイン標準になることもある。この複数ペインでの表示は、さすがに iPhone の画面サイズでは、いくら解像度が高くなろうと不可能なのではないだろうか。

iPad と同じ Apple A4 プロセッサの搭載

iPad で優れた動作速度と低電力化に一役買っている Apple A4 プロセッサが iPhone 4 には搭載されるようだ。これによって、iPhone 3GS に比べてカタログ上はバッテリー寿命がかなり向上している。もっとも、マルチタスクもサポートされるので実際の運用でどの程度バッテリーが保つのかは実機が発売されて試してみなければわからないのではあるが。

待望のマルチタスク実装の真意

マルチタスクを実装する iOS 4.0 ではあるが、実際には一部の場面でしか利用する機会はなさそうだ。と言うのも、前にもこのブログのエントリで記したが、多く iPhone アプリはマルチタスクを使って常に起動しておく必要はないし、毎回起動してもさほど時間がかかるものではない。では、どんなアプリにマルチタスクが必要かと言えば、きっと Apple が挙げた7種類のサービスを提供するアプリになるのだろう。以下がその7種類だ。

- オーディオ : iPod 機能以外のオーディオ再生が必要なアプリがバックグラウンドで起動できる。サードパーティ製のネットラジオアプリなどからのオーディオを BGM に他の作業ができる。
- VoIP : Skype 通話が常に使えるようになる。
- ロケーション : カーナビ的なアプリケーションの登場に期待。
- プッシュ通知 : 今、僕は iPad でこれを駆使して軽作業とインスタントメッセージングを両立させている。しかし以下2項目の組み合わせによる実装の方が、IM クライアントとしてはより実用的かもしれない。
- ローカル通知
- 高速アプリ切替 : ローカル通知と組み合わせることで、Twitter クライアントが常にログを取得しにいくこと、Mention や DM があったら通知することなどが可能になる (プッシュ通知でも Mention や DM の通知だけなら可能だが、常にログを取得してためておくことはできない) 。
- 切替後のタスク完了 : バックグラウンドで他のタスクを処理できる。Flickr への画像のアップロード、YouTube への動画のアップロードなどに使えそう。

ホーム画面のフォルダ機能も秀逸

iOS 4.0 からは、ホーム画面にフォルダを作成して、その中にアプリを整理することもできる。今まで、iPhone ではそれぞれのホーム画面に12個のアプリと、Dock 部分に4個のアプリしか表示できず、ページをめくって多数のアプリを切り替える必要があったので、タップ操作だけでより多くのアプリにアクセスできるようになったことは重要だろう。1枚目のホーム画面だけで、4x4x12 + 4x12 アプリを表示させられるようになったわけだ。

とにもかくにも、今月15日に予約開始、24日に発売となる iPhone 4と、今月21日に正式リリースとなる iOS 4.0 であるが、iPhone 4 自体を個人的に購入予定なので、実際に使い込んでみたらまたレビューしてみたい。

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