iPad のスクリーンキーボードの生産性のお話

さっき、軍艦島黙示録の打ち上げをしていて、その最中に会場であったその名も "Bar 軍艦島" で自分の iPad でブログのエントリを書いていたりしたわけだが、僕のスクリーンキーボードでの入力速度が早いとその場にいたメンバーに指摘された。しかし今となっては特殊キー以外、要は普通の日本語入力速度であったらハードウェアキーボードとそんなに差なく入力することができている。この点についてちょっと考えてみた。

iPad のスクリーンキーボードでの入力スピードに驚かれたことに驚いた

自分としては、普段からブログでエントリを書くのに iPad を使っているということもあって、今日、自分のスクリーンキーボードでの入力に驚かれたことの方にちょっとした驚きを覚えてしまった。その場での話を聞くに、スクリーンキーボードでは入力に不安があってハードウェアキーボードを一緒に持ち歩いているなんて話もあった。しかしよくよく考えてみると、昨年初代 iPad が登場して入手してしばらくの間は、僕自身もスクリーンキーボードでの文字入力に若干の戸惑いがあったし、実際に Apple Wireless Keyboard なんかも併用していたことを考えると、日常的にスクリーンキーボードである程度まとまった量の文章の入力を行っていないユーザーからすると、スクリーンキーボードを常用して長文入力を行っていること自体、いささか非日常な光景だったのかもしれない。

iPad 2 で開眼したスクリーンキーボードで入力のしやすさ

思えば、確かに初代 iPad では入力レスポンスが iPad 2 と比較するとそれほどいいものではなかったことは以前にこのブログでも言及した。今までの iPhone の事例から考えるに、iOS 5 の正式版が登場すると、今以上に初代 iPad での文字入力はもさつきを感じるものになるのかもしれない。しかし現在ベータ版の iOS 5 を入れて iPad 2 を使っている分には、そんなにスクリーンキーボードでの入力レスポンスは気になるものではない。確かに iOS 4 の環境に比べれば iPad 2 でも iOS 5 を入れているとキー入力が若干遅くなったような気もするのだが、そんなに気になるレベルではないし、一部キーボードレイアウトの最適化なんかもあって日本語とアルファベットの混在する文章のタイピングはむしろ便利になっている。

慣れることができれば iPad だけでメール処理くらいまかなえる

仕事柄メールのやり取りが非常に多いのだが、慣れてしまえばそんな数多いメールのやり取りのほとんど (Mac で作ったデータなどを添付する場合は別だが) は iPad だけでこなすことができてしまう。それができるが故に常に iPad を持ち歩いている自分がいたりもするわけだ。また、このブログのエントリは毎回毎回非常に長くなってしまうのだが、それらも最近はほぼ全て iPad から行っている。これに関しても特に不便と感じたことはない。むしろわざわざ出先で Mac を開くよりも気軽に開いて使うことができるし、自宅でもデスクの前で作業する必要がないので、ベッドに寝転んでであったり、リクライニングチェアに座ってであったり、かなり気軽に、ラフに使えるといった印象だ。

実際に先日 iPad 2 を購入した僕の非常に仲のいい友人は、僕がスクリーンキーボードで長文のメールなんかを出先から返信していたりすることで、iPad が便利な端末であると気付き購入に至った節がある。そしてその友人ももちろんスクリーンキーボードでメールやインスタントメッセージングなどを楽しんでいる。

スクリーンキーボードに慣れること=デスクから解放されるということ

iPad をスクリーンキーボードで使いこなすことの何が素晴らしいかと言えば、先述したとおりデスクの前から解放されるということだ。A4 の大学ノートくらいのサイズの板である iPad だけで、日常生活に必要なコンピューティングのほとんどが完結してしまうのだ。また、このブログでもよく言及しているが、スクリーンキーボードに慣れてデスクの前から解放されることは、同時に厄介な充電ケーブルから解放されることも意味している。僕の場合はちょっと特殊かもしれず、1日に何時間も iPad を使っているので毎日寝る前の充電は欠かせないが、普通にネットを楽しむレベルであったら1、2日くらい充電することを忘れていても大丈夫なくらい iPad はバッテリー駆動時間が長い。これは今までのラップトップではあまりなかったことだ。例えば今までのラップトップであったら、ベッドで寝転がりながら使いたい時もバッテリーだけでは不安で、ベッドまで電源ケーブルを引っ張ったりしていた。

スクリーンキーボードを多用したい人に iPad 2 はオススメ

初代 iPad のユーザーにとって、iPad 2 は処理速度の向上と言われてもイマイチよくわからない部分があるかもしれない。それはもっともな意見だと思う。PC や Mac におけるプロセッサの処理速度の向上がここまで来てしまって、実際に処理速度が向上したと言われても、それを体感できる場面は昔に比べて少なくなってきた。昔であったら MP3 を流しながら作業をしていると重いと感じていたのに、処理速度の高いプロセッサを積んだマシンを使うようになってストレスがなくなった、なんてのはよくあった話だが、最近はまずない。実際、すでに生産は完了している Intel Core 2 Duo プロセッサを搭載している現行モデルの MacBook Air なんかがあるが、特に処理速度が遅くて困るなんて話は聞かない。

これと同じように、普段は軽くウェブを見る程度に使っているユーザーだったら初代 iPad から iPad 2 にあえて乗り換える必要はないかもしれない。しかし文章を書くことが大好きなブロガーなんかは、財布に余裕があればすぐに iPad 2 に乗り換えるべきだと言える。僕の主な用途なのだが、こと文章を書くだけでも、その初代モデルに比べた処理速度の向上には目を見張るものがあるはずだ。

おまけ : 次期 iPad では Retina ディスプレイを採用して欲しいかも

贅沢な話ではあると思うのだが、iPhone 4 の Retina ディスプレイに目が慣れてしまっていると、iPad のディスプレイ解像度はいささか不足しているように感じられることがある。特に iPad はラップトップ以上に目と画面の距離が近くになることが多いからからかもしれない。iPad の Retina ディスプレイ化は、目に見える文字から一切のディザを奪うものになると思うので、ぜひ早い時期に対応してもらいたいものだと感じさせられている。

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