PEN を持ち出して日常を切り取ろう - OLYMPUS "PEN" E-P1

Fotolog を活発に動かそうとの思いから、最近はホントに積極的に PEN で写真を撮るようになった。それにあたって自分の中で掲げている最大のテーマは「PEN で日常を切り取る」ことだ。

メインのレンズは M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8 で決まり

日常を切り取ることをテーマにスナップを撮影していると、特にズームが欲しくなることはあまりない。それは日常の中のちょっとした風景、特に手元の風景を撮影することが多いからかもしれない。どちらかと言うと、手元の風景を明るいレンズで背景をぼかして撮る方が好みだからかもしれない。また、なぜだか僕の写真に収めたい風景はこのレンズの画角で捉えてみるとしっくり来ることが非常に多い。OLYMPUS さんが PEN をリリースするにあたって、このレンズに最大限の力を注いで開発したのは、こんな「日常の撮影に最適なレンズ」といった理由があるからかもしれない。

でも純正の標準ズームレンズだって持ち歩く

だからと言って、PEN のツインレンズキットに付いてきた純正の標準ズームレンズ (M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6) をおざなりに考えているわけでもないし、持ち歩いていないわけでもない。むしろ常にこのレンズもカバンの中に忍ばせている。

さて、それはなぜか?

別に僕はプロのカメラマンではないので、常にたくさんのレンズと共に行動をしているつもりではないが、撮りたいと思う風景、この場合「切り取りたいと思う日常の風景」は突如やってくるのだ。そんな時に、17mm (35mm 換算で 34mm) のレンズだけでは捉えきれない風景に遭遇することもあるのだ。それでも、この純正の標準ズームレンズがあるだけで大体の日常で出会う世界は PEN で切り取ることができてしまう。

そのカラクリはきっとこういうことだろう。

人間の目が普段捉える日常の絵というのは、これらのレンズの画角とほぼ同じ程度なのではないか、と言うことだ。だってそうだろう、10倍や20倍なんていう望遠的な見え方は、何をどう間違っても人間の普通の目ではありえないのだから。

それでもレンズが欲しくなるカメラ人類

カメラ人類 (この表現自体、田中長徳さんにやはり影響されているかもしれない) になってしまうとそれでも難しいコトがある。レンズはこれで足りてるはずなのに、それでも他のレンズが欲しいと思ってしまう。ただし僕の場合は重症ではないようで、欲しいと言う気持ちすらあれど、積極的に新しい (古い) レンズを探す旅にまでは出る気は今のところない。

それはきっと、自分の撮る写真に一定のテーマ (日常を切り取ること) を与えたことで、カメラの機械的な部分に走ることがなくなったからであろうと思っている。確かに PEN はすごく気に入って使っているし、このカメラを持つことに一種のよろこびを覚えている面はある。工業デザインの面をとっても、このプロダクトは非常に気に入っているガジェットのひとつだ。

そうすると当然、レンズでコスプレさせてやりたいと言う気持ちが出てくる。

しかしそのオールドレンズなどによる一種のカメラ的コスプレは酒の肴程度にしかならず、実使用の場合は今の2本のレンズでコトが足りているワケだ。少なくともそう考えている。ちょっと欲しいとしたら、最近出た OLYMPUS のマイクロフォーサーズ (チョートクさん風に言うならば PEN サイズ) の超広角ズームレンズ (M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6) くらいだ。

このことを逆説的に言うならば、酒の肴として確かにオールドレンズは魅力的だ。

それでも購入に走らないのは、先に書いた通り、自分の写真にテーマ性を持たせることを決意し、実際にそのような撮り方を実践しているからに他ならないのではないだろうか。

そこに芸術性を求めてはいけない

アマチュアで勝手に撮っている僕の写真に、芸術性なんかを求めてはいけない。逆に言えば、間違っても撮ってる僕自身が芸術作品を収めようなんてことを考えながら撮影をしてはいけないと思っている。

Fotolog だってそうだ。

別に Fotolog は僕の芸術的表現の場でもなんでもなく、それこそ「日常」の発表の場なのだ。ただしその「日常」を少なくとも僕は気に入っているし、「日常」の収め方にはある種のこだわりを持っている。これを「芸術」という言葉で片付けてしまえばそれまでなのかもしれないが、それは僕にとっては決して「芸術」と同義ではないと言うことは確かだ。言い方を変えるならば、写真を介した一種の「自己表現」の場が Fotolog であって、文章を通しての自己表現の場が Weblog だ。ただし Fotolog には最近、一言なり二言なりのコメントを入れることを自ら楽しんでいる節はある。

結局、カメラが好きなのだ

Fotolog を整備したのも、結局のところはこの言葉に尽きるのではないのだろうか。ファインダー (場合によっては液晶モニタになるのだが) を通して覗く世界が好きなのだ。3:2、時と場合によって今後は 6:6 なんかの構図も考えているが、そんな枠の中に収まる世界が好きでたまらないのだろう。

そんな僕のお送りする Weblog と Fotolog を、今後も適度に楽しんでいただけたら、と思う。

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