New MacBook Air 11inch - Second Impression

今月21日に発売された新型 MacBook Air の11インチモデルを使い出して1週間ばかりが過ぎた。やはり本格的な制作作業は今まで使っていた今年の春モデルの MacBook Pro 15インチモデルで行っているが、今年の春頃に書いたエントリ「今後のポジションはどうなる? - MacBook Air」で話していたことを振り返りながら、この1週間も振り返ってみたい。

サブモバイルとしてクラウドと連携させる

こちらはサブモバイルと言った感が未だに拭えない。メインマシンとして1台だけで使うには、以前にも書いた記憶があるが iPod の HDD が最大で 160GB の時代に母艦とする MacBook Air が 120GB の HDD、もしくは 128GB の SSD と言った矛盾をも抱えている。また、コストパフォーマンスで言ったら同等よりちょっと上のスペックで、値段は 2/3 程度に抑えられている白の MacBook に軍配が上がる。

引用した文章を書いた時と同じように、実際に新型の MacBook Air を使ってみるとメインマシンとしては若干非力な感があることは否めない。ただしそれはウェブ制作の作業などを行っている時に感じるのであって、日常的な用途ではそれほど苦労はしないし、実際に取材を行って文章を書くことを生業としている人などにとってはパワー不足は感じないらしい。また、僕の場合は主な作業に必要なデータはほぼ全て iDisk に移動させたことで、メインマシンの MacBook Pro とサブマシンの MacBook Air で使えるデータに差異はほとんど出ないようになった。ただしやはり iTunes や iPhoto のライブラリなどのメディアデータは別だ。数十GB単位であるメディアデータは、現時点では MacBook Air の SSD に入れるには大きすぎるので、別のマシンが必要になってくることもまた事実である。

バッテリー駆動時間の問題

カタログスペックで5時間のバッテリー駆動時間の MacBook Air 11インチモデルは、お世辞にもサブモバイルとして充分なバッテリー駆動時間を持っているとは言えないだろう。

今回の MacBook Air のメジャーアップデートでは、バッテリー駆動時間も延びた。しかしそれは旧モデルの13インチと新モデルの13インチを比較した時の話であり、旧モデルの13インチと新モデルの11インチはカタログスペックでは同じ5時間の駆動となっている。実際に使ってみると、イーモバイルのデータ通信端末を使うとだいぶ駆動時間が減ってしまうものの、スターバックスなどに設置されている Wi-Fi スポットを使ってバックライトを調光すれば、ほぼカタログスペックに近い駆動時間が得られた。だいたい半日はオフィスや自宅スタジオで作業をしていて、丸1日全てを電源のとれない場所で作業することのない僕には、特に問題にならなかったようだ。また、ACアダプターも MacBook Pro 15インチ以上用のモノに比べると全然小さく軽いので、持ち運びには特に苦労していない。また、予め外での作業時間がわかっていて、バッテリー駆動だけで足りそうな場合はACアダプターも持ち歩いていない。ACアダプターも持ち歩かずに、小さなトートバッグに収まってしまうその筐体のコンパクトさは偉大だった。

MacBook Air の当初のコンセプトはその機動性の高さだった。しかし Mac ユーザーは 2kg 程度のラップトップを持ち運ぶことに、もはや慣れきってしまっているのだ。むしろ古くからの Mac ユーザーであれば、Mac のラップトップが 2kg 程度になったことで、すでに充分軽く、機動力の高いモノになったと満足する見方すらある。スペックを犠牲にしてまで、わざわざ MacBook Air を選択するユーザーはマイノリティになりつつあるのだ。

これに関しても、先に書いたように1kgとなった11インチの MacBook Air は重さ以上にそのサイズが持ち運びに便利になった。13インチモデルだと、大きさがそれなりにあるので持ち運ぶためのバッグの選択肢が少ないが、11インチモデルの場合は普段使いのバッグで充分収まる。電子書籍のフリーペーパーなどを読むため、またちょっとした作業用に機動力抜群の iPad も一緒に持ち歩いているが、両方が普段使いしているトートバッグに収まるようになったのはうれしいことだ。

メモリの問題は?

また、Mac OS X が64ビットの時代に突入する今のタイミングで、まだ2GBを超えるメモリを搭載することができない面も問題になりつつあるだろう。

これに関しては、小飼弾さんも 言及 していたが、今回も標準では 2GB のメモリしか搭載しなかった MacBook Air ではあるものの、標準で搭載されている SSD にメモリをスワップしているため、仮想メモリを用いていることを忘れてしまうようなことになっている。要は物理的なメモリ容量は SSD を標準搭載したことによってあまり関係なくなってきているのだ。

Apple はコンピュータの新しい未来として今回の MacBook Air を発表した。それは近い将来、Mac 製品の全ラインナップに容量の大きな SSD を搭載し、物理メモリと仮想メモリの体感速度などの関係をほぼイコールにしてしまおうと言うことなのかもしれない。

現時点での MacBook Air の使い方

最後に僕が MacBook Pro 15インチと MacBook Air 11インチをどのように使い分けているかを記しておこう。外出先がオフィスなど腰を据えて作業する場所以外の場合は、基本的に MacBook Pro は持ち歩かないようになった。今までも、MacBook Pro は移動式デスクトップのような扱いで、ほぼ常に外部ディスプレイを用いてデスクでの作業用としていたので、これは必然だったのかもしれない。また、15インチの MacBook Pro をカフェのテーブルに置いて作業していた時、その大きさにちょっと困っていたのだが、11インチの MacBook Air になったことでその問題は全くなくなった。テーブルに MacBook Air を置いて、その横にドリンクを置くスペースを確保できるようになったくらいだ。もともと、事務的な作業は外でしていることが多かった僕にとって、MacBook Air を外出用途に、MacBook Pro を制作用に使えるようになったのは大きいかもしれない。また、今回はあまり話題に出さなかった iPad も Mac を開くほどでもない作業や、電子書籍のフリーペーパーを読む時など、さらには夜寝る前のベッドサイドなどで相変わらず大活躍してくれている。

総じて言うと、仕事で外出する時の荷物が物理的にも減り、重さ的にも軽くなったのは偉大であると言うことだ。

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