Twitter クライアントを選ぶ (3) - Twittelator or Tweetie 2
Mac 版の Tweetie は僕が常に愛用している Twitter クライアントだ。しかし今まで、iPhone では Twittelator をメインの Twitter クライアントとして常用していた。時々、ただ単につぶやきたくなった時 (要は TL の流れは比較的どうでもいい時) に起動の軽い qStatus を使い分けていた程度だ。しかし Tweetie 2 がリリースされ、さらに後述する致命的だったバグが解消されたことで、僕の iPhone での Twitter 環境が一変することになった。
iPhone 版の初代 Tweetie は最初にさわった時点でなんとなく肌に合わない感じがして、それほど使っていないのでレビューはできない。なので単純に前バージョンとの比較レビューではなく、今まで常用していた Twittelator との比較レビュー記事として書いている。まずその点はご容赦いただきたい。ただし、あくまでもウワサで聞くところによると、そのインターフェイスは Mac 版の Tweetie に近かったことは確かなようだ。
だいぶ前、9月くらいだろうか、このブログで「Twitter クライアントを選ぶ (2) - TwitterFon or Twittelator」として、僕の中でのクライアントの選択について書いた。ちなみに TwitterFon は当時の名称で、現在は Echofon と改称されている。この時書いたメインクライアントとして Twittelator を選んだ理由の中に、その多機能さと共に設定項目の豊富さを挙げていたと思う。特に Twittelator に興味のある方は、多少古い記事ではあるが是非読み返すなり目を通していただけたらと思う。
確かに Twittelator は設定項目が豊富な上に多機能で、それなりに満足して使っていたのだが、ユーザーインターフェイスとスクロール時のもたつきに若干の不満を覚えていた。TL の表示に関して言えば、バージョンアップによってオリジナルなモノを使えるようにはなったのだが、その設定などがめんどくさくて一切いじっていなかった。また、実際に Twittelator を使っている方ならわかっていただけると思うが、画面をスクロールする際にユーザー名に指先が触れてしまうと、そのつぶやきを全画面で表示するモードに切り替わってしまう。しかもこの感知面積が結構広いらしく、慣れないと高確率で、慣れていても時々こういうことが起こってしまうのだ (以前、なかがわさんにお会いした時も同じ点を指摘されていた) 。特に動作のさほど軽くはない iPhone 3G ではこの読み込みが若干もたつくのが非常に気になっていた。このブログをよく読んでくださっている方なら知っている方もいるかと思うが、アプリケーションなどを選択する際に、僕はかなりの高確率でこのようにユーザーインターフェイスを重要視している。
AppStore で Tweetie 2 がリリースされた際、前バージョンの Tweetie 自体をほとんど使っていなかったのであまり注目はしていなかった。また、最後に入力した文字列が重複してポストされてしまうという致命的なバグを抱えていたため、試用することすらためらってしまっていた。しかし最近のアップデートでその致命的なバグが解消されたことを知り、350円という価格は AppStore に用意されているアプリケーションの中ではそんなに安い部類には入らないのだが、半分中毒となりつつある Twitter のクライアントと言うことで、なんとなく試してみようかという気になって購入してみた (350円ではあるが、実際は最近はもっぱらセブンイレブンなどで iTunes Card が実質20%オフで売られている時にまとめて購入しておくので、実質350円の20%オフで買った感覚だ) 。
アイコンは個人的に言うと、前バージョンの iPhone 版 Tweetie の方が iPhone に数多く用意されたアイコンとの親和性を考えるとしっくりするような気がした。特にホームスクリーン下部の4つの固定アイコンに Twitter クライアント (この場合は Tweetie 2) を入れている方ならそう感じる方も多いのでないのだろうか。実際、松村さんも同じようなことを感じているようだ。新バージョンの Tweetie 2 は Mac 版の Tweetie のアイコンを意識したのだろうか、たぶんそれを意識したメタルな感じとなっている。設定項目自体はやはり Tweetelator に比べたら全然選択肢は狭いのだが、それほど気になるものではなかった。
なによりも特筆すべきはそのインターフェイスだ。
画面を下に向けてフリックすることで最新の TL が読み込まれる。実に iPhone らしいアプローチだと感じた。また、iPhone らしさという点で言えば、きっと Twittelator や Echofon のように未読件数を画面下部のアイコンにバッジで表示した方が iPhone らしいのだろうが、個人的には件数表示を省いて、画面下部のアイコンをライトアップすることだけで「とりあえず未読がある」ということを知らせる部分もなんとなく気に入ってしまった。実際、僕は普段家にいることが多いから外出先の iPhone で Twitter をチェックする機会はさほど多くなく、常にバッジの表示件数は API 上の最大だったり、設定上の最大件数になっていたから、未読の「件数」の表示はさほど必要なかったという点もあるかもしれない。
しかし一番気に入っている点は実はそのどれでもない。
iPhone で時々 Twitter をしている程度だと、1時間や2時間、もしくは仕事中などなら4時間でも5時間でも、平気で全く TL をチェックしない時間があることもよくあるだろう。そうすると、必然的に API の上限以上の過去ログをさかのぼって読み込むことができず、例えば前に読み込んでいたのが8時間前までのログだったのが、その直後に1時間前のログが上に並んで表示される、なんていうことが他の iPhone 用 Twitter クライアントの常だった。
実のところ、ここに僕の感じる Tweetie 2 の最大の魅力がある。
Tweetie 2 では、API の上限に達してしまって TL の過去ログが繋がらなくなってしまった場合、その部分にギザギザの切り取りマークのようなものが表示され、その部分の TL は読み込んでいない、そこには未読かつ読み込めなかった TL が存在することを視覚的に教えてくれる。
プログラミング的な視点でみれば、非常に単純なことでしかないのかもしれないが、ユーザーインターフェイスという面で見た時、これが僕のツボに見事にハマってしまった。また、ギザギザが最新に読み込んだ TL の下と、前に読み込んでいた TL の上の部分に表示され、その間に少し隙間が空いている。ここをタッチすると、その間の TL を新たに読み込むというギミックも、そこまで綿密に TL をチェックしているわけではないのだが、ちょっと楽しく感じてしまった。
人によって iPhone 用の Twitter クライアントに求める魅力は違うだろう。しかし前述した通り、僕はアプリケーションなどを選ぶ際、もっと言ってしまえば自分でデザインや設計などをする際にも、常に第一にユーザーインターフェイスに気を配っているし、一番気にしている。価格こそ先に書いた通り350円と AppStore に並ぶ他のアプリケーションと比較すれば決して安くはないかもしれない (それでも Twittelator の600円に比べれば安い) 。しかし iPhone らしさを楽しみたい Twitter ユーザーに、現時点で僕が是非オススメしたい Twitter クライアントが、この Tweetie 2 であることは確かだ。





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